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40女の悪あがきと40男の下心

先生曰く、女性も40歳を過ぎると急に大胆になるんだそうです。先生は続けます。

「自分はもっと愛されてもいいはずだ。」

「愛する人と手をつないで歩きたい。」

「私は綺麗。まだまだいける!」

「・・・って思うんでしょうね。気持ちはわからなくもないんですが、自分しか見えてないっていうか。愛に飢え、枯渇した女心は一度暴れ出したらもう手がつけられないんですよ。そうやって人生を狂わせていく女性がとにかく多い。信じられないでしょ?」

 

こんな話を、私はカイロプラクティックの施述中に台の上で身動きのとれない状態で聞かされました。先生と二人きりの密室で。

 

その店は表参道から原宿に続く道の一角にあります。人気店なのか、表参道の本院の他にも、札幌と軽井沢にも手広く店を構えるオーナーは、私とさほど歳の変わらない清潔感のある、感じのいい男性。きっとモテるタイプ。

ドン引きしてる私を無視して、先生の自慢話しはさらに加速します。

 

「とくに軽井沢マダムがすんごいんです。小さな街だから噂もたつし不倫なんてすぐバレるでしょ。だから彼女たちは車でとなりの待ちまで行くんですよ。」

「僕も商売柄、誘われることが多くて。手作り弁当はまだ序の口。マンションの前で待ち伏せされた時は正直怖かったですね。」

「最初はジョーダンめかしていうんです。「私、先生とだったら間違ってもいいわ。」って。でも目が本気なんですよ。」

「こっちは絶対間違いたくないって思ってますけどね。ははは(モテる男は困るぜ的な自慢げな笑)」

 

(はははじゃねーよっ!こっちはマジで怖いんですよ!オーマイガー&ファンクル!道標明さん、出口を教えてーーー!)

 

一応、こちらの店にも接骨院やマッサージ店でよく見かけるような人体図解や骨の模型なんかを置いてあります。

(よし。これで話しを変えよう。私も40女ですけど、違いますからーーーっ!てことをわかってもらわないと)

 

「その頭蓋骨、よくできてますよねー。まるでSAWADA選手のコールドスカルっぽくないですかー💦」

「あ、それね。ホンモノなんですよ。内緒ですよ〜。ははは。」

(え====っ!あんた、どこまで人を脅かす気ぃ?)

 

私の頭はもうパニックです。カイロどころじゃありません。

もしもこのままAVのような性感マッサージシリーズの展開にもってかれそうになったら、今こそオレンジTシャツの老師さまの出番。太極拳の型で撃退するんだから!え〜っと、手はどっちが上だっけ?あれ〜おかしいな〜。

まったくもう変な汗をかいてしまいました。